パート代から毎月引かれている数百円。あれ、実は戻ってくるかも?」
「確定申告って難しそうだし、数千円のためにやる価値あるの?」

前回は[2026年からの年収の壁]について解説しましたが、制度が変わる今、**「知らないと損をするお金」の代表格が『還付金(かんぷきん)』**です。
「私は103万(178万)以下だから関係ない」と思っている人ほど、実は数年分のランチ代を損している可能性があります。
今回は、日本一わかりやすく、かつ「実務に役立つ」レベルまで詳しく解説します!


1. そもそもなぜ「還付金」が発生するの?
一言でいうと、**「国があなたの税金を多めに見積もって、先に徴収しているから」**です。
パート先から毎月もらう給料明細の「所得税」という項目を見てください。
会社は「この人が1年間同じように働き続けたら、年収〇〇円になるはず。だから今のうちにこれくらい税金を取っておこう」と、概算で天引きしています。これを「源泉徴収(げんせんちょうしゅう)」と呼びます。
しかし、2026年からの新ルールでは、年収178万円以下なら所得税は0円です。
1年間の合計年収が確定したとき、「あ、この人は178万円以下だから税金はいらなかったんだ!」と判明すれば、先に払った分が全額戻ってくる。 これが還付の仕組みです。
還付金が出る「納得」の理由
仮払い
0円
還付金として戻ってくる!
2. 【詳細版】還付金がもらえる「5つのパターン」
具体的にどんな人が得をするのか、掘り下げてみましょう。
① 年収178万円(旧103万円)以下で、所得税を引かれている人
一番多いパターンです。特に「月収が8万8,000円を超えた月」があると、自動的に所得税が引かれます。年間の合計が178万円以下なら、その引かれた分はすべて戻ってきます。
② 年の途中で仕事を辞めた人(年末調整をしていない人)
年末まで働いていれば会社が「年末調整」で精算してくれますが、途中で辞めた場合は精算されません。「辞めっぱなし」は一番損をします。
③ 2ヶ所以上で掛け持ち(ダブルワーク)している人
所得税は「メインの職場」でしか精算されません。サブの職場で引かれている税金は、自分で確定申告をしない限り、絶対に戻ってきません。
④ 医療費が家族合計で10万円を超えた人(医療費控除)
年収が178万円を超えて税金を払っている場合でも、家族全員の医療費(通院費、薬代、歯の治療など)を合算して申告すれば、税金が安くなり還付されます。
⑤ 住宅ローンを組んだ人、ふるさと納税をした人
「住宅ローン控除」や「ふるさと納税(ワンストップ特例忘れ)」も、確定申告で大きな還付につながります。
3. ここをチェック!源泉徴収票の「見るべき場所」



手元に会社からもらった「源泉徴収票」を準備してください。見るべき場所はたった2ヶ所です。
源泉徴収票の「お宝」探し
1,500,000円 ←178万以下?
12,500円
赤枠に数字があれば、戻ってくる可能性大!
源泉徴収票のココを見て!
-
「支払金額」
⇒ あなたの年収です。ここが2026年以降178万円以下ならチャンス! -
「源泉徴収税額」
⇒ ここが一番重要! ここに「0」以外の数字(例:5,200円)が書いてあれば、それが戻ってくる可能性のある金額です。
※ここが「0」なら、残念ながら戻ってくる税金は元々ありません。
4. よくある不安:確定申告をすると夫(親)の扶養から外れる?



ここ、一番気になりますよね。結論から言うと、「還付金をもらうための確定申告で扶養から外れることはありません」。
- 税金の扶養: あなたが確定申告をしても、年収自体が178万円(配偶者控除の範囲内)であれば、夫の税金が高くなることはありません。
- 社会保険の扶養: 社会保険は「年収」や「働く時間」で判定されます。確定申告をしたという事実だけで扶養を外されることはありません。
むしろ、住民税が正しく安くなることで、あなたの手取りが最大化されるメリットの方が大きいです。
5. 【実戦】確定申告を楽に終わらせるコツ
「税務署に行く」のは昔の話。今は**「スマホで自宅から」**が基本です。
- マイナンバーカードを用意する(スマホでログインするのに必要です)
- 国税庁のサイトへ行く(「確定申告作成コーナー」で検索)
- 源泉徴収票をカメラで撮る(最近は自動で数字を読み取ってくれます!)
- 振込先口座を入力する(1ヶ月後くらいに「国税還付金」という名義で振り込まれます)
パシャリ!
数字を入れる
口座へ入金!
6. まとめ:マネーリテラシーは「取り戻す力」



確定申告は「税金を払う儀式」だと思われがちですが、パート主婦にとっては**「払いすぎたお小遣いを取り戻す権利」**です。
- 源泉徴収税額が0円じゃないかチェック!
- 2026年からは178万円までが非課税!
- スマホ申告でサクッと還付!
最初は少し緊張するかもしれませんが、一度やってしまえば次からは簡単です。自分のお金は、自分で守っていきましょう!



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