「新NISAで株を始めたけど、ニュースで『金利が上がって株価が下がった』と言っていて不安…」
「金利と株価って、どうして反対に動くの?」

投資を始めると、必ずと言っていいほど耳にするのが**「金利と株価のシーソーの関係」**です。
一見難しそうですが、この仕組みは驚くほどシンプル!この関係を理解しておくと、株価が動いた時にパニックにならず、冷静に投資判断ができるようになります。
今回は、投資の羅針盤となる「金利と株価のルール」を日本一わかりやすく解説します!
1. 金利と株価は「逆」に動くのが基本



結論から言うと、金利と株価は**「シーソー」**のような関係にあります。
- 金利が上がれば、株価は下がりやすい
- 金利が下がれば、株価は上がりやすい
なぜこのように反対の動きをするのでしょうか?その理由は大きく分けて2つあります。
2. 理由①:会社の「お財布事情」が変わるから
第1回で、金利は「お金のレンタル料」だとお伝えしました。
多くの会社は、銀行からお金を借りて新しい工場を建てたり、新しいサービスを開発したりしています。
- 金利が上がる: お金のレンタル料(利子)が増える = 会社の利益が減る = 株価ダウン
- 金利が下がる: お金のレンタル料(利子)が減る = 会社が積極的にお金を使える = 株価アップ
つまり、金利が上がることは、企業にとって「コスト増」という重荷になるのです。
3. 理由②:投資家が「もっと楽な方」へ移動するから



あなたが投資家だとして、想像してみてください。
- パターンA: 銀行に預けても、金利がほぼ0%。株はリスクがあるけど、やるしかない。
- パターンB: 銀行の定期預金や国債(国への借金)の金利が3%に上がった。



もしパターンBのように、「安全な場所(預金や国債)」でもらえるお礼(金利)が増えたら、わざわざリスクを取ってまで株を持とうとする人が減りますよね?
「リスクがある株を売って、安全で利回りが良い方へお金を移そう」という動きが出るため、株価は下がりやすくなるのです。
4. 【図解】金利と株価のシーソー
この関係をビジュアルで覚えておきましょう。
金利と株価のシーソー関係
・安全な預金が人気に
・株を売って預金へ移動
なぜ逆に動くの?(まとめ)
利息の支払いが増えて利益が減るため、株としての魅力がダウン。
リスクのある「株」よりも、金利が上がった「安全な預金・債券」にお金が逃げる。
※景気が非常に良い時は、両方上がる例外もあります。
5. 【注意】シーソーが崩れるときもある?



基本は「シーソーの関係」ですが、たまに**「金利も上がって、株価も上がる」**という理想的なパターンもあります。
それは、**「景気がめちゃくちゃ良い時」**です。
「金利のコスト増なんて吹き飛ばすくらい、商売が絶好調で儲かっている!」
という状態であれば、金利が多少上がっても株価はグングン上がります。今の米国株や、最近の日本株もこの傾向が見られることがあります。
6. まとめ:新NISA世代はどう向き合うべき?



金利と株価の関係を知ることは、投資の「健康診断」のようなものです。
- 金利が上がると、株価にはブレーキがかかりやすい。
- 金利が下がると、株価にはアクセルがかかりやすい。
- ただし、景気が良ければ両方上がることもある。
「金利が上がったから株を全部売る!」と極端に動く必要はありません。
でも、**「今は金利が上がっているから、株価は少し苦しい時期なんだな」**と分かっているだけで、心の余裕が全く違います。
さて、そもそもこの「金利」を決めているのは誰でしょうか?
次回は、ニュースによく出る「日銀」や「植田総裁」が登場します。
第4回:「【経済編】物価と金利の深い関係。なぜ日銀は金利をいじるの?」
私たちの生活の温度調節をしている「日銀」の正体に迫ります!


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