最近FPとして、多くの相談者から「確定申告って難しそう…」という声を聞きます。
特に2025年（令和7年分）の確定申告は、マイナポータル連携の拡大やスマホ申告の利便性向上で初心者でもやりやすくなっていますが、医療費控除やふるさと納税の申告を忘れると数万円の損失に！
この記事では、2026年（令和8年）の申告期間に向け、初心者向けに医療費控除とふるさと納税の併用方法を徹底解説。
図解で、e-Taxの使い方までステップバイステップでお伝えします。読み終わる頃には、還付金がいくら戻るかシミュレーションできるはずです。投資・税務は一般論で、個別相談を推奨します。
2026年確定申告の基本：期間と変更点
2026年の確定申告期間は2月16日（月）～3月16日（月）（3月15日が日曜のため翌日まで）。還付申告（医療費控除など）は1月1日から可能で、5年以内なら遡及OK。
主な変更点：
- スマホ申告さらに便利（Chrome×マイナンバーカード方式新導入）。
- マイナポータル連携で医療費通知・寄附金証明書を自動取得。
- e-Tax受付は1月5日から
確定申告が必要？不要？ 一目でわかる比較
| ケース | 確定申告 | 理由 |
|---|---|---|
| 会社員で年末調整済み | 不要（基本） | 給与のみの場合 |
| 医療費控除・ふるさと納税申告 | 必要（還付のため） | 年末調整対象外 |
| 副業所得20万円超 | 必要 | 追加所得申告 |
| ふるさと納税ワンストップ特例利用 | 不要 | 5自治体以内＆申告不要の場合 |
※医療費控除併用時は確定申告必須
医療費控除とは？ 対象と計算方法
医療費控除は、1年間（2025年1～12月）の医療費が10万円超（総所得200万円未満は所得5%超）で、超過分を所得から控除。
最大200万円。上限なしで家族分合算OK。
対象例：病院代、薬代、通院交通費（公共交通機関）、歯列矯正（治療目的）など。セルフメディケーション税制（OTC医薬品）も選択可能。
計算式：医療費合計 – 保険金等補填 – 10万円（または所得5%）
医療費控除額の簡単シミュレーション例
| 家族医療費合計 | 保険金補填 | 控除額（10万円基準） | 還付目安（税率20%） |
|---|---|---|---|
| 20万円 | 0円 | 10万円 | 約2万円 |
| 30万円 | 5万円 | 15万円 | 約3万円 |
| 50万円 | 0円 | 40万円 | 約8万円 |
※住民税分も減税。マイナポータルで自動取得可能
ふるさと納税と医療費控除の併用：最大の注意点
ふるさと納税の控除は寄附額-2,000円。ワンストップ特例（5自治体以内）利用可能ですが、医療費控除申告時はワンストップ無効！ 必ず確定申告で両方を申告。
注意：医療費控除で所得減ると、ふるさと納税限度額も少し減る（再計算を）。
ふるさと納税の手続き ワンストップ vs 確定申告
| 項目 | ワンストップ特例 | 確定申告（医療費併用時） |
|---|---|---|
| 手続き | 自治体に申請書郵送 | e-Tax or 税務署 |
| 対象 | 5自治体以内＆申告不要者 | 全員（医療費併用必須） |
| 控除 | 住民税のみ | 所得税還付＋住民税減 |
| 医療費併用 | 不可（無効に） | 可能（おすすめ） |
確定申告の書き方：ステップバイステップ（e-Taxおすすめ）
- 準備: 源泉徴収票、医療費領収書（保存義務）、寄附金受領証明書、マイナンバーカード。
- 作成: 国税庁「確定申告書等作成コーナー」利用。マイナポータル連携で自動入力。
- 医療費控除入力: 「医療費控除の明細書」作成（集計フォーム活用）。
- ふるさと納税入力: 「寄附金控除」欄に合計額記入。
- 提出: e-Taxでオンライン送信（最速）。
初心者向けe-Tax申告 5ステップ
マイナンバーカード準備
医療費・寄附金証明書取得
まとめ：今すぐ準備で数万円還付ゲット！
医療費控除とふるさと納税の併用は確定申告で最大効果。2026年はマイナポータル活用で超簡単！ 領収書集めからスタートを。シミュレーションで限度額確認を。役立ったらシェアを！
（参考: 国税庁HP、2025-2026年税制情報。免責: 一般情報で、専門相談推奨。）
コメント