
私は趣味程度ですが、FXを使ってお小遣い稼ぎをしています。
今回は、私が急に勝てるようになったきっかけを5つのポイントに絞って解説していきたいと思います!
1.「安く買って高く売る」をやめる



FXや投資の世界では、「安く買って高く売る」というのが基本的な考え方だとよく言われます。これはFXに限らず、ビジネス全般における利益を出すための基本原則と言えるでしょう
当然、FXに触れたことのある方の多くも、この考え方を意識しているはずです。
<FXにおける「安く買って高く売る」とは>
例えば、買いエントリーを考えたい場面で、多くのトレーダーが注目するのは、直前の高値をつける起点となった安値、つまり「押し安値」の付近です。損切り幅をできるだけ狭くして、もし想定通り価格が上昇すれば大きな利益(リスクリワード比率が高い取引)を狙える可能性があるため、できるだけ引きつけて押し安値付近で買いたい、と考えます。



より安く買いたいので、「押し安値」付近まで引きつけてからエントリーすることがFXにおけるより安く買うと言うことなのです。
買った後にどこで利益を確定させるか、つまり「より高く売る」という点についても、直近の高値を目標にするのが一般的です。しかし、さらに長い時間足でチャートを確認し、戻り高値を超えて上昇のダウ理論が継続しているような状況であれば、さらにその先の高値まで利益を伸ばせる可能性が出てきます。押し安値付近で買い、さらにその先の高値まで狙うことが、ある状況下で最も「安く買って高く売る」を追求した取引と言えます。



これがFXの基本と言われる考えです。
だからこそこの考えをやめるとなると「えっ?」と思われると思います。
私が言いたいのは、この考えをそのものを否定する訳ではありません。
と言うのも特定の危険な場面でこの考え方を優先することが問題になる事があるからです。
特に危険なのは、チャートが一時的に一直線にグッと急上昇しているような場面です。


このような状況で「安く買って高く売る」を狙おうとすると、失敗しやすい理由があります。
<投資家心理>
FXの価格は、買いたい人が多ければ上がり、売りたい人が多ければ下がります。
一直線に価格が急上昇したということは、それまでに多くの買い注文が入ったことを意味します。しかし、この急な上昇の勢いは永遠には続きません。
ある程度の利益が出ると、トレーダーは
利益確定しようかな、、、
を考え始めます。また、少しでも価格が下がってきたり、高値や安値が切り下がってくるのを見ると、
もう下がるかもしれないし、利益確定を急ごうかな、、、
と考える人が増えます。その結果、買いポジションを持っていた人たちが一斉に売りに回るため、価格は一気に下落しやすくなります。このような状況で「安く買って高く売る」という基本に従い、押し安値付近まで価格が戻ってくるのを待ってエントリーしても、その時にはすでに買いの勢いがなくなり、価格を上げる力が残っていない可能性が高いのです。ここで買ってもそのまま下落に巻き込まれて損切りになる、というパターンは多くの人が経験しています。



チャートが一直線に急上昇した場面では、「安く買って高く売る」という考え方に固執するのを一旦手放すことが、無駄な負けを減らす上で重要だと気づきました。これが、勝てるようになったきっかけの一つ目です。



どのように取引を考えれば良いの?



私は主にこの二つを実践しています。
1「これはまだ上がるだろう」という自信がある場合は、あらかじめ決めておいたフィボナッチの38.2%付近の価格で、値動きを見ながらエントリーを検討する方法。
2より慎重に進めたい場合は、トレンドライン、ネックライン、あるいは150.00円のようなキリの良い数字(切り番)など、複数のテクニカルな根拠がいくつか揃ってからエントリーする方法
個人的に最も好きな形は、押し安値からではなく、一番下の最安値から引いたフィボナッチの38.2%、50%、61.8%といった意識されるラインが、安く買って高く売るを考える上での押し安値付近と重なっているパターンです。フィボナッチで意識される価格に加え、投資家心理の面でも「買いたい」と思う根拠が揃うため、反発への期待感が高まります。さらにここにトレンドラインやネックライン、切り番といった意識される価格帯が重なっていれば、さらに強力な根拠となります。


2.リスクリワードを諦める



FXや投資の世界でよく聞く言葉に「リスクリワード」があります。これは、1回の取引でどれだけの損失(リスク)を受け入れるか、そしてどれだけの利益(リワード)を狙うかの比率のことです



リスクリワードは1:2が基本って聞いたことある、、、



私も最初はそれを信じてひたすら大きな利益を狙ってトレードしていました。
しかし、このリスクリワードを「諦めて」から、FXで勝てるようになったのです。



それは負けに行ってない?



FXの相場の現実と、多くのトレーダーが陥りがちな落とし穴があることに気づいてのです。
例えばリスクリワードが1:3だったら、「1万円のリスクをとって3万円の利益を狙う」と言うことになります。
逆にリスクリワードが1:1なら「1万円のリスクをとって1万円の利益を狙う」と言うことになります。



パッと聞くと1:5や1:10のように大きく勝てた方が良さそうと思いますよね?
実はここに大きな落とし穴があるのです。
高いリスクリワード(例えば1対5)を目指そうとすると、どうなるでしょうか?
同じ利益額を狙う場合、リスクを小さくする必要が出てきます。つまり、損切り幅を非常に狭く設定することになります。
この狭い損切り幅が、負けを繰り返す原因になっていたのです。なぜなら、FXの相場は予測通りに一直線に進むばかりではありません。少しだけ価格が逆行しただけで、設定した狭い損切りに引っかかってしまい、その後、結局自分が思った方向に価格が大きく伸びていく、という悔しい経験を何度もしました。
このようなことが起きる背景には、いくつかの理由があります。
1.投資家心理と「騙し」
FXの価格は、買いたい人と売りたい人の数のバランスで決まります。



買い注文=売り注文になるのです。
銀行やファンドといった機関投資家は、大量の注文を出しますが、それには同等の反対注文が必要です。そこで彼らは、価格を意図的に少し動かし、多くの個人トレーダーが設定しているであろう狭い損切り注文(買いポジションの損切りは売り注文になる)を狙って発動させ、必要な反対注文を集めることがあります。これにより、価格が一瞬狙った方向と逆に動いて個人トレーダーの損切りを巻き込み、その後、機関投資家が本来動かしたかった方向に価格が大きく動く、という現象が起きます。これが「騙し」と呼ばれる動きの一つです。狭い損切りを設定していると、この「騙し」に非常に遭いやすくなります。
2.相場のノイズ
「騙し」だけでなく、スプレッド(買値と売値の差)や相場のレンジ(一定の価格帯を行ったり来たりする動き)など、価格が一時的に落ち着かない要因はたくさんあります。狭い損切り幅では、こうした日常的な相場の変動に耐えられないことが多いのです。
これらの理由から、高いリスクリワードを狙って狭い損切りを設定することは、不必要な負けを増やすことに繋がっていたのです。
<損切り幅を「広く取る」>



そこで私は損切り幅を広く取ることにしてみました。
例えば、利益目標50pipsに対して、損切り幅を10pipsにすればリスクリワードは1対5ですが、損切り幅を25pipsに広げればリスクリワードは1対2になります。一見、効率が悪くなったように感じられます。



しかし、この変更によって、勝率がめちゃくちゃ安定しました!
不必要な損切りが減り、自分の相場分析が合っているかどうか、そして負けないことの方がよっぽど大事だということに気づいたのです。結果として、損切りを広げてリスクリワードの比率を「妥協する」ことによって、無駄な負けを減らすことができました。
さらに、勝率が上がってくると、同じリスクリワードの比率でもロット(取引量)を増やすことで、利益額を伸ばすことができるようになります。
例えば、リスク1万円で利益2万円を狙っていた取引(1対2)を、リスク1万5千円で利益3万円を狙うように変える、といったイメージです。ただし、ロットを上げると損失額も大きくなるため、注意が必要です。



私も現在でも、基本的にはリスクリワード1対2から1対3で、堅実にトレードすることが多いです。余裕を持った損切りと堅実なリスクリワードで、淡々とトレードしています。
もしあなたが現在、「リスクリワードを欲張りすぎて」しまい、狭い損切りで不必要な負けを繰り返していると感じているなら、一度損切り幅を見直し、理想とされる高いリスクリワードを追求することを一旦「諦めて」、勝率を安定させることに焦点を当ててみることをお勧めしています。これが、FXで安定して勝つための重要な一歩となる可能性があるのです。
3.価格は「点」ではなく「ゾーン」で捉える



FXのチャートを見ていると、「この価格帯で過去に何度も反発しているな」とか、「ここに重要なラインがあるな」と感じる場面があると思います。多くのトレーダーは、そういった意識されそうなラインで価格が「ピタッと」止まって反発するのではないかと考えます
FXで勝てるようになったきっかけの一つとして、価格は特定の「点」(価格ライン)でピタッと止まるのではなく、「ゾーン」(価格帯)で反応すると考えるようにしました。
これはどういうことでしょうか?
実際、チャート上では、あなたが「ここで反発するだろう」と思ったラインで、価格が少しだけ突き抜けたり、手前で反発したりといった、「ピタッと」しない動きをすることが非常に多いのです。そして、多くの場合は少し突き抜けてから、結局は思っていた方向に大きく反転していく、という展開になります。
なぜこのような「ズレ」が起きるのでしょうか? その理由は2つ考えられます。
1.上位足(長期的な時間軸)の目線が確認できていない
例えば、1時間足や4時間足といった短い時間軸で「そろそろトレンドが転換しそうだ」と思えるサインが出ても、もっと長い時間軸である日足や週足で見ると、まだ前のトレンドが続いていると考えるトレーダーもたくさんいます。長期的な目線で見ているトレーダーが、短期的な動きとは逆の方向に注文を出すことがあるため、価格があなたが引いたラインでピタッと止まらずに、少しズレてしまうことがあるのです。





自分の常識が世間の常識だとは限らないのです!
2.下位足(短期的な時間軸)での小さな値動き
あなたが意識しているラインに価格が近づいてきたとき、5分足や15分足のような短い時間軸でチャートを見ているトレーダーたちの間で、短期的な売買が行われます。その小さな時間軸での売買によって、一時的に価格がラインを少し突き抜けるような動きが出ることがあるのです。
•トレンドライン
ロウソク足の実体に合わせてトレンドラインを引いたとしても、短い時間軸で見ると、ラインにピタッとタッチして反発するのではなく、少し突き抜けてから反転しています。


•水平線
レンジ相場の高値や安値に水平線を引いた場合も、短い時間軸で見ると、水平線を一度下抜け(または上抜け)してから上昇(または下落)している様子が見られます。


つまり、「この価格で止まる」と一点にこだわるのではなく、「この価格帯(ゾーン)で何か反応がありそうだ」という感覚を持つことが非常に大切なのです。



私自身も、この考え方を取り入れてから、水平線を引くときに長方形を使って価格帯に余裕を持たせたり、エントリーしてから多少チャートが思惑とは逆行してもあまり気にしすぎないように心がけています。
もしみなさんが、特定のラインにピタッと反応することを期待してトレードし、不必要な損切りに遭っていると感じているなら、一度「点」ではなく「ゾーン」でチャートを見る練習をしてみてはいかがでしょうか?この意識の変化が、あなたのトレードの安定感を高めるきっかけになるかもしれません。
まとめ
今回は、私がFXで急に勝てるようになった3つのきっかけについて解説してきました。
共通して言えるのは「広い視野を持つ」事と「常識を疑ってみる」事です。
いきなり実践するのは不安だと言う人は、DMM.FXなどにある「デモトレード機能」などがおすすめです。



心配なくトライ&エラーでしっかり基本が身につくので私も利用していました!




コメント