
ついにトランプ氏が再び大統領に就任したけど株価や為替はこれからどうなるの?



今一番ホットな話題なので気になる人は多いかと思います。
トランプ2.0の到来で今の株高や円安はこれからどうなりそうか解説して行きますね!
トランプ氏が再び大統領に就任


日本時間の21日に大統領就任、2017年に続き2期目の政権発足です
トランプ氏は現在78歳7ヶ月であり大統領就任はアメリカ史上最高齢です。
トランプ氏は就任直後に記録的な数の大統領令にサインを行い「アメリカ第一主義」のもと不法移民対策やエネルギー政策などでバイデン政権から大幅な政策の転換を打ち出す見通しでです。
大統領選の翌年は株高のアノマリー
大統領選挙の翌年は株高のアノマリーだと言われています。



アノマリーとは「理論的な根拠がないのにも関わらず、経験的に観測できる規則性」という意味です。


過去30年における大統領選挙の後のS&P500のパフォーマンスのグラフです。
大統領選挙翌年のS&P500は平均+17.2%。新大統領への政策期待もあり、例えばトランプ1期目(2017)は大幅な法人減税期待などもありました。
2025年の株価はどうなる?


2024年のS&P500は+25%と好調だったが、トランプ大統領の米国第一主義の復活で、経済政策が自国の利益優先で進むと経済活性化→企業業績が好調に→さらに株価上昇も期待できるかもと言われています。
今回の就任により大規模減税が行われると予想されます。
前政権時(2017年)に成立したトランプ減税のうち2025年に終わる”個人所得税減税”など恒久延長や法人税減税など、株価の上昇を意識した政策を行なっていました。
2025年以降の4年間も、トランプ政策により米国株上昇の黄金時代となる可能性もあるのです。
<トランプ関連銘柄にも注目>
トランプ大統領は石油・天然ガスにおける掘削活動の拡大を表明している為、関連の銘柄は上昇が期待されています。
トランプ政権での金融規制緩和の期待から、M&Aが活性化し、投資銀行など銀行関連銘柄にも期待が集まっています。



M&A(エムアンドエー)とは、企業の合併や買収を指す言葉です。
トランプ大統領を強く支持したイーロンマスク氏に関わる自動運転や宇宙開発関連の銘柄も話題になっています。
株価下落懸念も
しかしその一方で、トランプ氏の政策により株価下落の懸念もあります。
・大規模減税:前政権時(2017年)に成立のトランプ減税のうち2025年に終わる個人所得減税など恒久延長、法人税減税
→経済活性化は期待できますが、国民のお金が増えてインフレも懸念されています。
・関税強化:全輸入品に10〜20%の一律関税、中国製品は60%へ
→米製造業を安価な輸入品から保護する狙い⇨インフレ懸念
・不法移民の強制送還:前政権時は150万人が強制送還されたと言われていますが今回は1100万人予定と言われています。
→人手不足インフレ懸念



インフレが再燃すると景気が後退する恐れもありFRB(連邦準備制度理事会)はインフレ抑制のため金利を下げすぎたくないのですが株価には逆風になる恐れがあります。
2024年に株価が大きく上昇した分、2025年はどこかで調整局面もあって-10%程度下がる事は覚悟しておきたいところです。
2025年の為替展望は?


今のところは150円台半ば〜後半で推移する流れになるかと思います。
長期金利の代表となる米10年債の利回りは2025年も上昇してドル高円安につながっています。


上記グラフは米10年債の利回りです。
日米金利差が拡大して円安ドル高が続く予想です。
米12月雇用統計など好調な経済指標を背景に景気が強い
→利下げが進みづらいため円安傾向か?
今年はどうすればいい?
大前提として”未来の相場は誰にもわからないの”で大事なのは不確定な未来におけるさまざまなシナリオの備えをしておくことが重要です。
例えば今年2025年、引き続き株高と円安が続いたなら、すでに投資しているS&P500などがプラスになってくれるので◎です。
一方で株安もしくは円高になったら、つみたてで安く買えるためラッキーだと捉える。
まとめ
日本時間の2025年1月21日にトランプ大統領就任、2017年に続き2期目の政権ん発足となり、さまざまな性格転換を打ち出す見通しです。
米国第一主義の復活で経済政策が自国の利益優先で進むと
経済活性化→企業業績が好調に→株価上昇
も期待できますが、一方で関税強化や不法移民送還等でインフレ→株価下落の懸念もあります。
為替は好調な経済指標を背景に米景気が強く、トランプ政権もあり利下げが難しい事から円安予想だが、株安&円安の準備もしていかないといけません。
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