「よし、新NISAを始めよう!」と意気込んで証券口座を開設したものの、
「…で、次は何をすればいいんだっけ?」
「どの商品を選べばいいのかサッパリ分からない…」
「損するのが怖くて、お金を入れる勇気が出ない…」
こんな風に、ログイン画面の前でフリーズしてしまい、**“口座開設しただけ”**で満足してしまっていませんか?
大丈夫です、あなただけではありません。実は、多くの人が口座開設後に「何もしない」という壁にぶつかっています。
この記事では、そんな「NISA迷子」になっているあなたのために、口座開設後にやるべきことを、世界一やさしく、具体的な手順に沿って解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたは迷うことなく投資の第一歩を踏み出し、「ほったらかし投資」をスタートできているはずです。
なぜ?多くの人が新NISA口座開設後に動けなくなる3つの理由

まず、安心してください。あなたが動けずにいるのは、ごく自然なことです。その理由は、主に次の3つに集約されます。
- 【銘柄多すぎ問題】何を買えばいいか分からない
証券会社のサイトを開くと「投資信託」「国内株式」「米国株式」…と選択肢がズラリ。投資信託だけでも数千本あり、どれが自分に合っているかなんて分かるはずもありません。 - 【損失こわい問題】大切なお金が減るのが怖い
「投資は損をする可能性がある」と誰もが知っています。せっかく貯めたお金が、自分の選択ひとつで減ってしまうかもしれないと思うと、なかなか購入ボタンを押せないものです。 - 【時間ない問題】勉強する時間も、設定する時間もない
毎日仕事や家事で忙しく、投資の勉強に時間を割くのは大変です。複雑そうな設定を前に「また今度にしよう…」と後回しにしてしまいがちです。
これらの悩みをすべて解決し、今日から行動に移せるシンプルな答えを、今からお伝えします。
【結論】新NISA口座開設後にやることは、たった2つだけ!



あれこれ考える必要はありません。
あなたが新NISA口座開設後にやるべきことは、究極的にこの2つだけです。
- 投資する商品(銘柄)を1つ決める
- 決めた商品を、毎月自動で買い付ける「積立設定」をする
たったこれだけです。
この2つのステップさえ完了すれば、あとは基本的に**“ほったらかし”**でOK。あなたが寝ている間も、仕事をしている間も、自動的に資産形成が進んでいく仕組みが完成します。
では、それぞれのステップを具体的に見ていきましょう。
ステップ1:投資する銘柄を決める【結論:この2択でOKです】



初心者がつまずく最大の難関が「銘柄選び」です。
しかし、これも難しく考える必要はありません。まずは、多くの投資のプロや経験者が推奨する**「王道中の王道」**から選べば間違いありません。
結論として、以下のどちらか1つを選びましょう。
① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
② eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)



「え、本当にこれだけでいいの?」と思うかもしれませんが、はい、大丈夫です。
なぜなら、この2つは以下の特徴を兼ね備えた、初心者にとって理想的な商品だからです。
- 世界中に分散投資:
1本買うだけで、世界中あるいはアメリカ全体の優良企業数百〜数千社にまとめて投資できる。 - 低コスト:
運用にかかる手数料(信託報酬)が業界最低水準で、長期的に見てリターンを削られにくい。 - 実績がある:
長い目で見れば、世界経済も米国経済も右肩上がりで成長を続けてきた実績がある。
💡 どっちを選べばいい?簡単な選び方
- 究極に迷ったらコレ! → ①全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む世界中の国にバランス良く投資したい人向け。「世界経済全体の成長」に乗っかるイメージです。 - より高いリターンを期待するなら → ②米国株式(S&P500)
GAFAMを筆頭に、力強い成長を続けるアメリカ経済に集中投資したい人向け。その分、全世界株式より値動きは少し大きくなる可能性があります。
どちらも非常に優れた商品です。直感で「こっちがいいな」と思う方を選んで全く問題ありません。ここで悩みすぎて時間をかけるのが一番もったいないです!
ステップ2:積立の設定をする【月1,000円からでOK】
買う銘柄が決まったら、あとは「積立設定」をするだけです。
「損するのが怖い」と感じているなら、まずは月々1,000円や5,000円といった、なくなっても生活に影響がない範囲の少額から始めてみましょう。
一度設定すれば、あとは指定した日に自動で買い付けを行ってくれます。
ここでは、利用者の多い「SBI証券」と「楽天証券」を例に、設定の流れを簡単に解説します。
▼ SBI証券の場合
- SBI証券にログインし、「投信」→「銘柄検索・取扱一覧」へ。
- 検索窓に「全世界株式」または「S&P500」と入力し、先ほど決めた銘柄(eMAXIS Slimシリーズ)を選択。
- 「積立買付」ボタンをクリック。
- 決済方法(現金 or クレジットカード)を選択。※三井住友カードでのクレカ積立はポイントが貯まるので断然おトク!
- 設定金額(例:月5,000円)、申込設定日などを入力し、取引パスワードを入れて設定完了!
▼ 楽天証券の場合
- 楽天証券にログインし、上部の検索窓に「全世界株式」または「S&P500」と入力。
- 検索結果から決めた銘柄(eMAXIS Slimシリーズ)を選び、「積立注文」をクリック。
- 引き落とし方法(楽天キャッシュ(楽天カード決済) or 証券口座)を選択。※楽天カードでのクレカ積立はポイントが貯まっておトク!
- 毎月の積立金額、分配金コース(「再投資型」がおすすめ)などを設定し、暗証番号を入力して設定完了!



ポイントは「クレジットカードで積立設定をすること」です。
こうすることで、手間なくポイントを貯めることができ、投資しながらポイ活もできて一石二鳥です。
新NISAでよくある質問(Q&A)



最後に、初心者が抱きがちな疑問にお答えします。
Q1. 一括投資と積立投資、どっちがいいの?
A1. 圧倒的に「積立投資」がおすすめです。
積立投資は、毎月決まった額を買い続けることで、価格が高いときには少なく、安いときには多く買うことになり、平均購入単価をならす効果(ドルコスト平均法)が期待できます。精神的にも楽なので、まずは積立投資から始めましょう。
Q2. 暴落が起きたらどうすればいい?
A2. 何もしないで、積立を続けるのが正解です。
価格が下がったときは、むしろ「安くたくさん買えるチャンス」と捉えましょう。慌てて売ってしまうのが一番の失敗パターンです。どっしりと構えて、設定した積立を淡々と続けることが、将来の大きなリターンに繋がります。
Q3. いつ売ればいいの?(出口戦略)
A3. 基本的には「お金が必要になったとき」です。
新NISAは長期的な資産形成が目的です。子どもの教育資金や、自分の老後資金など、ライフイベントでお金が必要になったタイミングで、必要な分だけ売却(解約)するのが基本戦略です。短期的な値動きで売買を繰り返す必要はありません。
まとめ:完璧を目指さない!今日、1,000円から始めよう
今回は、新NISAの口座開設後にフリーズしてしまっている方に向けて、次に行うべき具体的なアクションを解説しました。
【今日からやるべきこと】
✅ 銘柄を決める → 「全世界株式」か「S&P500」のどちらかを選ぶ!
✅ 積立設定をする → 月1,000円からでOK!クレカ積立を設定する!
投資において最も大切なのは、**「完璧なタイミングや完璧な商品を探し続けること」**ではありません。
**「少額からでもいいから、一日でも早く始めて、長く続けること」**です。



今日、この記事を読みながら10分だけ時間を作って、積立設定を済ませてしまいましょう。
その一歩が、10年後、20年後のあなたの未来を大きく変えるはずです。
さあ、今すぐあなたの証券口座にログインして、未来への種まきを始めてみてください!
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