「将来のために貯金しなきゃ、とは思うけど、一体いくら貯めればいいの?」
「周りの同世代は、どのくらい貯金してるんだろう…?」

私も二人の子供を育てているのですが最初のうちはこういった悩みでいっぱいでした!
20代は、就職、結婚、趣味など、お金を使いたい場面がたくさんありますよね。将来への漠然とした不安を感じつつも、具体的な目標が見えずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
<この記事では、そんな20代のあなたのために>
- 気になる同世代のリアルな貯金額(公的データ)
- 自分に合った貯金目標の見つけ方
- 今日からできる、貯金を加速させる3つのコツ
を、誰にでも分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、もう漠然とした不安に悩まされることなく、貯金への第一歩を踏み出せるはずです。
ぶっちゃけ、20代の平均貯金額はいくら?
まず気になるのが、「みんなどのくらい貯金しているの?」という点ですよね。
金融広報中央委員会が発表した2023年の調査結果を見てみましょう。
【20代の金融資産保有額(預貯金や投資信託など)】
平均値 | 中央値 | |
単身世帯(一人暮らし) | 121万円 | 20万円 |
二人以上世帯 | 212万円 | 40万円 |
出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」、「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」



「え、平均って意外と少ないかも?」「中央値って何?」と思った方もいるかもしれませんね。
- 平均値:全員の貯金額を合計して、人数で割った金額。一部の非常にお金持ちな人がいると、グッと引き上げられます。
- 中央値:データを小さい順に並べたとき、ちょうど真ん中にくる人の金額。より「普通」の実態に近い数字と言われています。
このデータを見ると、一人暮らしの20代では20万円、二人以上の世帯でも40万円が中央値となっており、一部の人が平均を押し上げていることがわかります。
つまり、「貯金が全然ない…」と焦っているあなたも、決して珍しいわけではないということです。まずは安心してください。



大切なのは、平均額に一喜一憂せず、自分自身の目標を立てることです。
ズバリ解決!あなたの貯金目標額の決め方



では、自分はいくらを目標にすれば良いのでしょうか。目標設定には2つのアプローチがあります。
1. 「ライフイベント」から逆算する
将来起こりうる大きな出費から、必要な金額を考える方法です。
- 結婚資金:平均 約300万円〜
- 住宅購入の頭金:平均 約300万円〜500万円
- 出産・育児費用:約100万円〜
- 老後資金:2,000万円問題も話題になりましたね。



僕の場合は、まず『30歳までに結婚資金として300万円貯める!』という具体的な目標を立てました。ゴールが見えると、不思議とモチベーションが湧いてくるんですよね。
まずは、今後10年以内に起こりそうなライフイベントを想像し、そこからざっくりと目標額を設定してみましょう。
2. 「手取り収入」から割合で決める
「大きな目標だと実感がわかない…」という方は、毎月の収入から貯金に回す割合を決めるのがおすすめです。
一般的に、**手取り収入の10%〜20%**を貯金に回せると、無理なく続けやすいと言われています。
- 手取り20万円の場合:月2万円〜4万円(年間24万円〜48万円)
- 手取り25万円の場合:月2.5万円〜5万円(年間30万円〜60万円)
まずは手取りの10%から始めてみて、慣れてきたら15%、20%と割合を増やしていくのが成功の秘訣です。
貯金を加速させる!今すぐできる3つの鉄則
目標が決まったら、あとは実行あるのみ!でも、気合だけでは長続きしません。ここでは、誰でも無理なく貯金を増やすための3つのコツをご紹介します。
鉄則1:給料が入ったら即「先取り貯金」
「余ったら貯金しよう」は、99%失敗します。
給料が振り込まれたら、**使う前に一定額を別の口座に移してしまう「先取り貯金」**を徹底しましょう。銀行の自動積立定期預金などを利用すれば、毎月自動で貯金用の口座にお金を移してくれるので、手間もかからず確実です。



これは本当に効果絶大です!僕も最初のうちは給料日に自動で15%が別口座に移るように設定していました。最初から無かったものとして生活するので、ストレスなく貯まっていきますよ。
鉄則2:まずは「固定費」を見直す
節約と聞くと、食費や交際費を切り詰めるイメージがありませんか?しかし、これらは我慢が伴うため長続きしにくいのが難点です。
効果的なのは、一度見直せば効果がずっと続く**「固定費」の削減**です。
- スマホ代:大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、月5,000円以上安くなることも。
- 保険料:社会人になった時に何となく入った保険、本当に必要ですか?定期的に見直しましょう。
- サブスク:利用していない動画配信サービスやアプリに、毎月お金を払っていませんか?
月に1万円固定費を削減できれば、年間で12万円。これは本当に大きいです。
鉄則3:「つみたてNISA」で”お金にも働いてもらう”
貯金に少し慣れてきたら、ぜひ挑戦してほしいのが**「つみたてNISA」**です。
これは、年間40万円までの投資で得た利益が非課税になる、国が作ったおトクな制度。月々1,000円といった少額から始められ、銀行に預けておくだけでは望めないリターンが期待できます。
「投資って怖い…」と感じるかもしれませんが、つみたてNISAは長期・積立・分散投資が基本なので、リスクを抑えながら資産形成ができます。
銀行預金という「守りの資産」と、つみたてNISAという「攻めの資産」を組み合わせることで、将来のお金の不安はグッと軽くなります。
まとめ:小さな一歩から未来を変えよう
今回は、20代の貯金目標と、その達成方法について解説しました。
- 周りの貯金額は気にしすぎない。中央値は意外と少ない!
- 目標は「ライフイベント」か「手取りの割合」で決めよう
- 「先取り貯金」「固定費見直し」「つみたてNISA」が成功のカギ
将来のお金の不安は、具体的な行動を起こすことでしか解消できません。
まずは「今月の手取りの10%を別口座に移してみる」「スマホの料金プランを見直してみる」など、今日からできる小さな一歩を踏み出してみませんか?



その小さな一歩が、5年後、10年後のあなたの未来を大きく変えるはずです。
コメント