【50代・60代必見!】暴落が怖くなくなる老後資金の増やし方:不安を解消する資産運用とは?

老後資金の不安を解消したい」「暴落で資産が減ってしまうのが怖い…」そうお考えの50代・60代のあなたへ。安定的な運用方法を探したり、リスクを避けることばかり考えていませんか?実は、多くの人が陥りがちなその考え方こそが、かえって不安を増大させているかもしれません。

このブログ記事では、資産運用における「リスク」の本当の意味を理解し、暴落への恐怖を根本からなくすための、具体的でシンプルな考え方をお伝えします。その答えは、**「〇〇と〇〇を分けるだけ」**という、意外なほど簡単な方法にあります。

目次

1. 「リスク」の誤解を解く:それは「損すること」ではない

多くの人は、「リスク」という言葉を聞くと「お金が減ること」や「損すること」だと考えがちです。しかし、これは大きな誤解です。

リスクとは「振れ幅」のこと

• お金が増える可能性があるということは、同時に減る可能性もあるという「振れ幅」があるからこそ、リターン(利益)が生まれるのです。

リスクがないところにリターンはありません

ダイエットにおける「カロリー」と同じで、摂りすぎは問題でも、カロリー自体は体に不可欠なエネルギーです。リスクも同様に、多少のリスクを取らなければお金は増えません

50代や60代の方によく見られる「減るのが怖い」という理由で、債券やバランスファンドといった安定志向の投資に手を出すパターンがあります。しかし、これらはリターンが低いだけでなく、為替変動などで減ることもあり、いざという時に目的を達成できないことがあります。安定的な運用を追求しすぎると、結局目標が達成できなくなってしまう可能性が高いのです。

2. 「投資の目的」を明確にする:具体的に「どんな生活がしたいか」?

資産運用を始めるほとんどの人が「老後が不安だから」と答えますが、これでは目的として曖昧すぎます。資産運用をしたからといって、漠然とした老後の不安が解消されるわけではありません。

本当に考えるべきは、**「どんな生活が実現できたらOKなのか」**という点を具体的にすることです。ここを曖昧にしている人が非常に多いと、動画では指摘しています。

具体的な目的を明確にするための2つのチェックポイントを挙げます。

チェックポイント1:老後に年金はいくら受け取れるか、明確に把握できていますか?

    ◦ 漠然と「安心できる老後を送りたい」と考えているだけでは不十分です。

    ◦ まずは、自分が老後に受け取れる年金の具体的な金額を把握することがスタート地点です。これが分かっていなければ、話になりません。

チェックポイント2:年金に加えて、あといくらあれば「OK」「ベリーグッド」「パーフェクト」ですか?

    ◦ 例えば、「夫婦で年金20万円に加えて、毎月プラス10万円(合計30万円)あればまあまあ安心」といったように、具体的な金額を段階的に設定してみましょう。

    ◦ 「0か100か」ではなく、「このくらいならまあまあ」「これくらいなら最高」という具体的な目標額を明確にすることが、お金の不安を解消する絶対条件です。

3. 暴落の怖さをなくす「逆算」思考:現金と投資の黄金比

多くの人が陥りがちなダメな例は、「総資金3,000万円のうち、生活費半年~2年分(例:300万円)を現金で残し、残りの2,700万円をS&P500や債券、ゴールドなどで安定的に運用しよう」と考えることです。これは、目的が明確でなく、ただ「不安だから」という理由で闇雲に投資をしている状態です。

暴落の怖さをなくすための方法は、まさに**「逆算」**です。良い例を見てみましょう。

1. 年金収入からスタートする:
 まず、老後に受け取れる年金がいくらなのかを把握します(例:夫婦で月20万円)。

2. 必要な「プラスα」の金額を明確にする:
 年金だけでは足りず、月いくら追加で収入があれば安心した生活が送れるのかを明確に決めます(例:毎月プラス10万円、合計30万円の生活)。これがあなたの具体的な目標です。

3. 目標達成に必要な投資額を算出する:
 毎月10万円を投資で得たい場合、具体的にいくらの投資元本が必要かを計算します(例:年利5%で運用できれば、約1,800万円で月10万円を得られる計算になる)。

4. 残りの資金を「暴落対策の貯金」として確保する:
 総資金3,000万円のうち1,800万円を投資に回した場合、残りの1,200万円は「貯金(現金)」として残しておきます。

    ◦ この1,200万円は、毎月10万円の不足分を補うとして、10年分に相当する金額です。

    ◦ 過去のリーマンショックのような大暴落時でも、市場が回復するまでにかかる期間は通常10年以内です。

    ◦ もし投資している1,800万円が大暴落しても、この1,200万円の貯金があれば、投資部分をいじることなく、10年間は毎月必要な10万円を確保し続けることができます。その間に投資資産は回復していくでしょう。

この考え方であれば、**「目的は毎月30万円の生活を送ること」にフォーカスでき、暴落しても、貯金から必要な分を引き出しながら投資資産の回復を待つことができるため、まったく怖くありません。市場をコントロールしようとするのではなく「貯金(現金)の部分をコントロールする」**ことが重要なのです。

まとめ:不安をなくすのは「闇雲な投資」ではない

とにかく持っているお金をできるだけ投資に回せば安心できる、と思っていませんでしたか?それは考え方の順番が逆です。

いくら必要で、そのためには何が必要なのか、を具体的に考えること。

投資しない現金を多く持っていればいるほど、暴落に対する恐怖心は薄れます

この記事の内容をヒントに、あなたの老後資金やポートフォリオにおける「現金と投資のバランス」を再考してみてください。闇雲に投資をするのではなく、明確な目的と計画を持って資産と向き合うことで、漠然とした老後の不安や暴落への恐怖から解放されるはずです。

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