【50代・60代】からでも現実的に資産1億円を目指す!鍵は「キャッシュフロー」と「隠れた資産」

「S&P500だけで1億円」「新NISAだけで1億円」

といった情報を見かけるけれど、本当に実現可能なのか?特に50代、60代といった年齢層にとって、具体的な投資戦略はどうあるべきなのでしょうか?このブログ記事では、50代・60代の方が資産1億円を現実的に達成するための考え方と具体的な方法を深掘りします。

この内容は、現時点で1000万円以上の資金がある方はもちろん、それ以下の方にとっても非常に参考になるでしょう。ギャンブルではなく、着実に資産を増やし、豊かな人生を送りたいと願う方にとって必見です。

目次

新NISAとS&P500だけで1億円は現実的か?50代・60代の厳しい現実

資産形成において「時間」は最大の武器と言われますが、新NISAとS&P500(過去の平均リターン約12%)だけで1億円を目指す場合、50代や60代の方には厳しい現実があります。

年利12%の場合: 毎月30万円を5年間(新NISA枠1800万円)積み立て、その後13年間寝かせると、投資開始から18年で1億円に到達するシミュレーションがあります。これにより、50歳の方は68歳、60歳の方は78歳で1億円達成が可能とされています。

年利5%の場合: しかし、今後も年利12%が保証されるわけではありません。もし年利が半分程度の5%だった場合、同じ積み立て方をしても1億円達成には合計38年間(さらに33年間の寝かし期間)が必要になります。この場合、50歳の方は88歳で1億円に到達することになり、現実的ではありません。半分の方はその頃には亡くなっている可能性もあるとされています。

結論として、**50代・60代の方が新NISAとS&P500だけで1億円を達成するのは、ほとんどの場合「無理」**と考えるのが現実的です。

「瞬間的な1億円」は不要?本当に必要なのは「キャッシュフロー」

多くの方が「1億円という金融資産そのもの」を目標にしがちですが、私は「瞬間的な1億円は必要ない。必要なのはキャッシュフロー(不労所得)だ」という意見を持っています。

例えば、毎月30万円を30年間受け取ることができれば、合計1億80万円になります。税金を考慮しても、限りなく1億円に近い金額を実質的に受け取れることになります。

この「毎月30万円を30年間受け取れる状態」を作るためには、いくら必要なのか、という考え方に転換してみましょう。

計算の結果、この状態を実現するために必要な元手は「5600万円」であるとされています。この5600万円を運用しながら毎月30万円を取り崩していくことで、最終的に1億800万円相当を手にすることができるのです。

この実質的な1億円を得るために必要な5600万円」という考え方は、直接1億円を貯めるよりもハードルが大幅に下がります。

5600万円を現実的に準備する具体的な方法

では、この「5600万円」をどうやって作るのでしょうか?今回は、以下の2つのアプローチを紹介します

1. 一括投資のみで5600万円を目指す場合

もしまとまった資金がある場合、以下の期間と金額で5600万円を目指せます(税金考慮済み)。

50歳の方: 3400万円を一括投資 → 10年後の60歳時点で5600万円に。

60歳の方: 4300万円を一括投資 → 5年後の65歳時点で5600万円に。

45歳の方: 2700万円を一括投資 → 15年後の60歳時点で5600万円に。

2. 一括投資と積み立て投資を組み合わせる場合

まとまった資金がそこまでない場合でも、毎月の積立投資を組み合わせることで、必要な一括投資の金額を減らすことができます。

50歳の方: 2500万円を一括投資 + 毎月10万円を積み立て → 60歳までに5600万円に。

60歳の方: 2800万円を一括投資 + 毎月30万円を5年間積み立て → 5600万円に。

45歳の方: 2100万円を一括投資 + 毎月5万円を積み立て → 5600万円に。

これらは、ある程度の資金がある方にとっては、比較的現実的なラインではないでしょうか。

あなたの「隠れた資産」に気づいていますか?

「自分にはそんなに資金がないから関係ない」と感じた方もいるかもしれませんが、実は多くの人が自分の資産を過小評価している可能性があります。以下の「隠れた資産」を合算してみてください。

退職金: 大手上場企業などでは、2000万円以上の退職金がもらえるケースも珍しくありません。

生命保険: 実は積み立て型の生命保険に加入していて、解約返戻金などでまとまったお金があるかもしれません。

親からの相続: 親御さんが10年〜15年以内に亡くなる可能性を考慮すると、控えめに見ても1000万円程度の相続が発生する可能性も少なくありません。

これらを合計すると、投資信託や現金の他に6000万円もの資産が隠れている場合があるのです。自分が持っている資産を正確に把握することで、投資に回せる資金が大幅に増える可能性があります。

資産形成に足りないのは「勇気と行動」

現在の日本には、新NISAのような優れた制度があり、emaxis Slim S&P500全世界株式といった低コストで分散投資が可能な投資信託も充実しています。YouTubeやインターネットを使えば、あらゆる情報を無料で手に入れることができます。

つまり、資産運用がうまくいかない原因は、知識や情報、経験が不足しているからではないかもしれません。

本当に足りないのは、「勇気と行動」です。リスクがあるから、難しいからと立ち止まってしまう人生と、お金を使って豊かさを追求する人生、どちらを選びたいでしょうか。

少しの勇気と行動の積み重ねが、あなたの人生を変える可能性を秘めています。もし、一人ではなかなか一歩を踏み出せないと感じるなら、専門家のサポートを借りるのも一つの方法です。

この記事が、あなたの資産形成、そして豊かな人生への一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

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