「最近、楽天のサービス改悪が多いって聞くけど、このまま使い続けて大丈夫?」
「テレビCMで『Vポイント』ってよく見るけど、何がお得なの?」
「結局、自分にとって一番お得な経済圏ってどっちなんだろう…?」
ポイ活の王道だった**「楽天経済圏」**。しかし、相次ぐSPU(スーパーポイントアッププログラム)の変更などで、以前ほどのお得さが感じにくくなっているのは事実です。
そんな中、三井住友カード(SMBCグループ)が猛烈に勢力を拡大しているのが**「Vポイント経済圏」**です。
長年楽天経済圏を使いこなしてきたあなたも、これからポイ活を本格的に始めたいあなたも、「結局、どっちを選べばいいの?」と迷っているのではないでしょうか。

この記事では、そんなあなたのために**「楽天経済圏」と「Vポイント経済圏」のメリット・デメリットを徹底的に比較し、あなたのライフスタイルに合わせた「最適解」**を提案します。
この記事を読めば、もう経済圏選びで迷うことはありません。
結論】あなたはどっち派?ライフスタイル別のおすすめ経済圏
いきなり結論からお伝えします。どちらの経済圏が優れているかは、あなたのライフスタイルによって異なります。
🔴 楽天経済圏がおすすめな人
- 楽天市場での買い物が多い
- 楽天トラベルや楽天ブックスをよく使う
- 複雑な条件でも、ゲーム感覚でSPUを高めるのが苦じゃない
- 家族で楽天のサービスを使っている
🔵 Vポイント経済圏がおすすめな人
- コンビニや身近な飲食店での支払いが多い
- 難しいことを考えず、シンプルに高い還元率を得たい
- SBI証券で新NISAを始めたい(始めている)
- キャッシュレス決済をスマートに使いこなしたい
なぜこのような結論になるのか、ここから各項目を詳しく比較していきます。
全体像で比較!楽天経済圏 vs Vポイント経済圏



まず、両者がどれだけ私たちの生活をカバーしているのか、全体像を比較してみましょう。
サービス分類 | 🔴 楽天経済圏 | 🔵 Vポイント経済圏 |
中核サービス | 楽天市場 | SMBCグループ(三井住友銀行・カード) |
クレジットカード | 楽天カード | 三井住友カード(NL)、Olive |
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 |
銀行 | 楽天銀行 | 三井住友銀行 |
スマホ決済 | 楽天ペイ | VポイントPay、iD、Visaのタッチ決済 |
ポイントの強み | 楽天市場での圧倒的なポイント倍率(SPU) | 対象店舗でのタッチ決済で最大7%還元 |
特徴 | 生活のあらゆる場面をカバーする網羅性 | 金融サービス連携と特定店舗での爆発力 |
楽天が「村」のように生活全般を囲い込む戦略なのに対し、Vポイントは金融サービスを軸に、日常の決済シーンという「得意な場所」で圧倒的な強みを発揮する戦略と言えます。
【項目別】5つの重要ポイントで徹底比較!
それでは、私たちが最も気にするであろう5つの項目で、どちらがどう優れているのかを深掘りしていきましょう。
1. ポイント還元率(日常使い)
引き分け。ただし、得意な場所が全く異なる。
- 🔴 楽天: 基本還元率は1.0%。強みは**「SPU」**。楽天モバイル、楽天銀行、楽天証券など、関連サービスを使えば使うほど楽天市場での還元率が最大17倍までアップします。ただし、条件が複雑化しており、すべてを達成するのは困難。
- 🔵 Vポイント: 基本還元率は0.5%。しかし、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済をすると最大7%還元という驚異的なプログラムがあります。難しい条件なしに、日常の支払いでザクザクポイントが貯まるのが最大の魅力です。
- 対象店舗例: セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、ガスト、ドトールコーヒーなど多数。
結論: 楽天市場での買い物が多いなら楽天。コンビニやファミレスをよく使うならVポイントが圧勝。
2. クレジットカード
Vポイント経済圏(三井住友カード)にやや軍配。
- 🔴 楽天カード: 年会費永年無料で基本還元率1.0%は優秀。楽天市場での利用でポイントアップもあり、長年「最強の初心者向けカード」の地位を確立。
- 🔵 三井住友カード(NL)/ Olive: 年会費永年無料。基本還元率は0.5%ですが、前述の最大7%還元が強力すぎます。さらに、年間100万円利用すると1万ポイントがもらえる「100万円修行」を達成すれば、年会費永年無料でゴールドカードを持てるなど、育成する楽しみもあります。
結論: 万人におすすめできるのは楽天カードのシンプルさ。しかし、使い方を工夫できるなら三井住友カード(NL)やOliveの爆発力と将来性は非常に魅力的。
3. 証券会社(新NISA)
Vポイント経済圏(SBI証券)がリード。
- 🔴 楽天証券: 楽天カードでの積立で0.5%〜1.0%のポイント還元。楽天キャッシュ(電子マネー)積立も可能。UIが分かりやすく初心者にも人気。
- 🔵 SBI証券: 三井住友カードでの積立で0.5%〜**最大5.0%**のポイント還元(カードのランクによる)。取扱商品数も業界No.1で、Vポイントアッププログラムの対象でもあるため、金融連携が非常に強力です。
結論: クレカ積立のポイント還元率とサービス連携の強さから、現状ではSBI証券が優位。新NISAを本気でやるならSBI証券を軸にVポイント経済圏を構築するのが合理的です。
4. 銀行
甲乙つけがたいが、連携サービスでVポイント経済圏がやや有利か。
- 🔴 楽天銀行: 普通預金金利がメガバンクの100倍(楽天証券との連携「マネーブリッジ」設定時)。ATM手数料や振込手数料も会員ランクに応じて無料になり、非常に使いやすい。
- 🔵 三井住友銀行: Oliveアカウントを開設すると、振込手数料やATM手数料が一定回数無料になる特典が選べます。給与振込などでVポイントが貯まる仕組みもあり、SBI証券との連携もスムーズ。
結論: 単体の使いやすさでは楽天銀行も非常に優秀。しかし、Vポイント経済圏全体で見たときの連携のスムーズさでは**三井住友銀行(Olive)**も負けていません。
5. ポイントの使い道
ほぼ互角。どちらも使い道に困ることはない。
- 🔴 楽天ポイント: 楽天市場での利用はもちろん、楽天ペイを通じて街中の様々なお店で使えます。楽天カードの支払いに充当することも可能。
- 🔵 Vポイント: カード支払額に充当する「キャッシュバック」が便利。また、VポイントPayアプリを使えば、楽天ポイント同様に街のお店で1ポイント=1円で使えます。
まとめ:あなたの最適解は?今すぐ始めるべきアクション



長くなりましたので、もう一度結論です。
楽天市場ヘビーユーザーで、SPU攻略を楽しめるなら → これからも【楽天経済圏】
難しいことは嫌い!コンビニや外食で得したい、新NISAを頑張りたいなら → 【Vポイント経済圏】への乗り換えを検討
もちろん、完全にどちらか一方に絞る必要はありません。
「楽天市場では楽天カード、街中では三井住友カード」のように、**両方の良いとこ取りをする「ハイブリッド戦略」**が最も賢い選択かもしれません。
もしあなたが「Vポイント経済圏」に魅力を感じたなら、まずやるべきことは一つ。
年会費無料の「三井住友カード(NL)」か、銀行・証券・決済が一体となった「Olive」を申し込むことです。
一枚持っておくだけで、いつものコンビニが「ポイントがザクザク貯まる場所」に変わります。
その変化を体感してから、メインの経済圏を本格的にスイッチするかどうかを考えても遅くはありません。
時代の変化に合わせて、お得の形も変わっていきます。
最新の情報をキャッチして、あなたにとって最も賢いお金との付き合い方を見つけていきましょう。
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