「投資を始めた方がいい」と頭では分かっているのに、なかなか行動に移せない。あるいは、もっと投資額を増やしたいのに行動が止まってしまう。そんな悩みを抱える方へ、このブログ記事では、**確実に資産を増やすための「潜在意識の書き換え方」と「最強の仕組み」**について徹底的に解説します。

結論から言うと、**あなたにとってのリスクは「やらないこと」**です。この記事を最後まで読めば、お金を500万円、700万円と楽に増やしていくための具体的なステップが理解できるでしょう。
1. なぜ投資で「行動できない」のか?潜在意識の壁を理解する



多くの人が行動できない原因は、知識が少ないからではありません。問題は、**そもそも考え方がずれていること、すなわち「潜在意識と顕在意識の関係」**にあります。
私たちが認識できる顕在意識(頭)は、意識全体のわずか1%程度しかありません。この1%の顕在意識では、「投資をした方がいい」と正しい方向へ動こうとします。
しかし、**意識の99%を占める潜在意識(心)**は、「投資なんてしない方がいい」「リスクがあるのでは?減ったらどうする?」と、逆の方向へ強く働いているのです。頭で「行動しよう」と思っても、99%の潜在意識の動きの方が強いため、結局行動できずに終わってしまいます。
この1%の顕在意識に情報を無理やり詰め込んでも効果は小さいため、資産を増やすためには、99%を占める潜在意識(心)を動かす必要があります。
2. 潜在意識をひっくり返す!資産を増やすための3つの行動習慣
潜在意識を動かし、行動へとつなげるためには、「スタンスの転換」「時間軸の認識」「仕組みの利用」の3点を意識する必要があります。
<行動習慣1:やるリスクではなく「やらないコスト」を考えよう>
多くの方が投資を始める際、「やるリスク」(損失の可能性)ばかりを考えてしまいます。しかし、99%の潜在意識を動かすには、「やらないコスト」を無理やり押し込むことが重要です。



具体的な「やらないコスト」とは、物価上昇(インフレ)による現金の価値の目減りです。
例えば、物価上昇率が年2%の世界を想定してください。
• 100万円を10年間放置した場合:82万円分の価値しか買えなくなります。
• 100万円を20年間放置した場合:67万円相当のものしか買えなくなります。
一方、年利5%で運用できた場合(S&P500や全世界株式を長期で保有した場合に想定され得るリターン)はどうなるでしょうか。
• 100万円を10年運用した場合:162万円になります。
• 100万円を20年運用した場合:265万円になります。



この差は、20年後で比較すると、現金で持っている場合(67万円相当)と運用した場合(265万円)で約4倍もの差が生じます。
この事実から、**「リスクは(投資を)やらないことなんだ」**という言葉を、常に意識するように生活してください。これが腹の中で理解できれば、確実に行動できるようになります。
<行動習慣2:投資は短距離ではなく「長距離走」であると認識する>
特に50代や60代の方で「自分には時間がないから早く増やす必要がある」と考える方がいますが、これは勘違いです。時間がないという言い訳をする必要はありません。



イギリスの事例では、50歳でアセット(日本でいうNISA)を始め、72歳や73歳になって初めてミリオネア(億万長者)になった人も多くいます。彼らは20年間投資を続けた結果、資産を増やしたのです。
時間がなければ、できない理由を考えるのではなく、運動などをして健康寿命を伸ばし、投資できる期間を伸ばす努力をしましょう。
<行動習慣3:意思の力は弱い。だからこそ「仕組み」の力を利用する>



「自分の意思が弱い」と考える必要はありません。意思の力は全員に共通して弱いです。意思が強い人はオリンピック選手になるレベルであり、弱くて当たり前なのです。
だからこそ、弱者こそ**「仕組みを作る」**ことを意識すべきです。
具体的な仕組みとは、「積立投資」です。
1. 無理のない金額(毎月3万円でも5万円でも良い)を設定します。
2. 給料が入る都度、自動で引き落としがされるように設定します。
【最強の仕組み:ボーナス設定を活用する】



ただ積み立てるだけでなく、**「ボーナス設定」**をプラスアルファで利用してください。会社員の方でボーナスがある場合、この設定によってより早いスピード感でお金を増やすことが可能です。
例えば、毎月3万円(年間36万円)を積み立てている人が、6月と12月のボーナス月にそれぞれ3万円ずつ追加で引き落としを設定するとします(ボーナスの10%など無理のない範囲で)。
• この設定だけで、年間の元本は36万円から42万円に増加します。
• 元本が単純に16%増えることになりますが、ボーナスからの引き落としなので致命的なダメージは通常ありません。



積み立て投資にボーナス設定を加えるだけで、普通の貯金と比較して20年後には700万円もの資産が増える結果となります。これは、ものすごい努力ではなく、「仕組みを作っただけ」で達成できる結果です。
3. 長期投資を成功させるための3つの重要補足
【補足1】:生活費は最低6ヶ月分を確保しよう
お金が増えるからといって全額を投資に回すのは危険です。急な入院や家電の買い替えなどで資金が必要になった際、投資している資産を途中で引き出すことになると、20年の長期投資を継続することが難しくなります。
生活費が毎月20万円かかる場合、最低でも120万円分は預金として確保してから、積み立て投資をスタートしましょう。投資は長ければ長いほど効果が大きくなる(10年で+180万円が、20年で+700万円になるなど)ため、継続できる期間を長く確保することが重要です。
【補足2】:投資先で迷わないようにしよう
長期投資においては、「今、どこの株が良いか」「来年どうなるか」といった短期的な情報は、マジでどうでもいいことです。成功率はほとんど上がりませんし、もし当たってもそれは運です。



投資先を選ぶのに時間をかけるのは時間の無駄です。シンプルに、以下のいずれかから選びましょう。
1. eMAXIS Slim 全世界株式
2. eMAXIS Slim S&P500
この2つは、世界中、あるいはアメリカ中の株式のインデックスであり、「どこが伸びても落ち込んでも、大体ここなら伸びる」という考え方が適用されます。また、eMAXIS Slimというブランドは手数料が最も安い水準に抑えられているため、選んでおけば大体間違いありません。
【補足3】:いちいちニュースやSNSに反応しない



株価は「フィーリング(感情)×実力」の掛け算で成り立っています。
• フィーリング:テロ、戦争、事件、感染症、金利などのニュースにより大きく揺れ動きます。
• 実力:技術の発展、人口増加、通貨の発行量などで決まり、人類が生き続ける限り基本的には右肩上がりで成長し続けるものです。
株価は、実力の上昇トレンドに対し、フィーリングによって瞬間的に大きくアップダウンしますが、最終的にフィーリングはプラスマイナスゼロに落ち着くようにできています。



インデックス投資をしていれば、瞬間的なブレ幅はあっても、長い目で見れば増えるようにできています。いちいちニュースやSNSに反応して「売却した方がいいかも」と考えてしまうと、長期投資が継続できなくなるため注意しましょう。
まとめ:「リスクは行動しないこと」を胸に仕組みを動かす



「お金が増えない」「行動できない」という問題は、知識量の問題ではなく、潜在意識の問題です。
この潜在意識を変える努力、すなわち「行動習慣」や「考え方」を身につけることができれば、お金を増やすことは非常にシンプルで簡単です。
あなたにとってのリスクは**「行動しないこと」**です。意思の力に頼るのではなく、積立投資やボーナス設定といった「仕組み」に頼ることで、確実に資産を増やしていきましょう。
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