「今年のNISA枠、まだ余っているけど、いつまでに買えばいいの?」
12月に入ってから調べ始めて、**「あと1日で間に合わなかった」**となるのは、避けたいですよね。
実は、新NISAの年間枠は、**「買った日(約定日)」ではなく「受渡日」**で判定されます。
そのため、12月の終わりに注文しても、受渡日が来年になると、今年の枠として扱われません。

しかも、夜勤や年末年始の勤務で、12月は思ったより時間が取れないことも多いはずです。
そこで今回は、日本証券業協会や楽天証券の公式情報を調べて、次の4つを整理しました。
- 年間枠は、何を基準に判定されるのか
- 楽天証券の、2026年の期限一覧
- 年間枠の「残り」の確認方法
- 今から始めたい人が、気をつけること
読み終わるころには、今年やること(またはやらないこと)が、はっきり決まっているはずです。
私は投資の専門家ではなく、一人の医療職として調べた内容をまとめています。実際の期限は、ご利用の証券会社の案内で必ず確認してください。投資は、ご自身の判断でお願いします。
この記事の内容の確認日:2026年10月24日(楽天証券「2026年のNISAお取引スケジュール」、日本証券業協会のQ&A、金融庁の資料)
先に結論:この記事のポイント
- 年間枠は、受渡日が12月31日以前であることが条件です(日本証券業協会)。
- 楽天証券の2026年の案内では、投資信託の注文期限は、12月18日〜12月23日(受渡日までの営業日数で変わる)です。
- 積立の設定には、11月中に期限がくるものがあります。ご自身の積立の種類を、早めに確認しましょう。
① まず確認:新NISAの年間枠



金融庁の案内では、新NISAの枠は次のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| つみたて投資枠(年間) | 120万円 |
| 成長投資枠(年間) | 240万円 |
| 年間の合計 | 360万円 |
| 生涯の非課税保有限度額 | 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで) |
単純に割ると、**月10万円(つみたて)と、月20万円(成長)**で、年間枠を使い切る計算です。



そして、大切なルールが2つあります。
- 使わなかった年間枠は、翌年に繰り越せません(楽天証券)
- 売却した分の枠は、翌年以降に復活します。同じ年の中では、使い直せません(楽天証券)
「使い切らないと損」というわけではありません。
生活費や貯蓄とのバランスを見て、無理のない範囲で決めるのが、一番大切です。
② 注意:判定は「約定日」ではなく「受渡日」



ここが、年末の一番のポイントです。
日本証券業協会のQ&Aでは、次のように説明されています。
- 年間投資枠は、約定日ではなく受渡日で判定される
- その年の枠を使うには、受渡日が12月31日以前である必要がある
- 約定日と受渡日の間隔は、商品によって異なる
つまり、12月末に約定しても、受渡日が翌年になれば、その年の枠にはなりません。
年末ギリギリを狙うほど、この「ズレ」に注意が必要です。
③ 楽天証券の2026年・年内の期限一覧



楽天証券の「2026年のNISAお取引スケジュール」から、主な期限をまとめました。


スポット買付(成長投資枠)
| 商品 | 期限 |
|---|---|
| 投資信託(受渡日が6営業日目) | 12月23日(水)15:30 |
| 投資信託(受渡日が7営業日目) | 12月22日(火)15:30 |
| 投資信託(受渡日が9営業日目) | 12月18日(金)15:30 |
| 米国株 | 12月25日(金)午前7:00 |
| 国内株式 | 12月28日(月)15:30 |
| 中国株(香港) | 12月28日(月)17:10 |
| 中国株(上海) | 12月28日(月)16:00 |
投資信託は、商品ごとに「受渡日が何営業日目か」が違います。買いたい商品の画面で、受渡日を確認してください。
積立の設定期日
| 積立の種類 | 設定期日 |
|---|---|
| 投信積立(楽天カード) | 11月12日(木) |
| 投信積立(楽天ペイ残高):積立指定日が1〜23日 | 11月12日(木) |
| 証券口座からの積立・スマート買付 | 設定日 12月22日(火)、指定日 12月23日(水) |
| かぶツミ® | 12月25日(金)17:59まで |
| 米株積立 | 12月24日(木)17:59まで |
| その他の金融機関からの積立(毎月7日申込) | 11月11日(水)まで |
すでに期限が過ぎたもの(楽天ペイ残高の積立指定日が24〜28日の場合など)は、省略しています。
各日付が「どの買付に間に合う期限か」は、楽天証券のページで確認してください。ご自身の積立の種類に当てはまる行を、見てみましょう。
▶ 楽天証券|2026年のNISAお取引スケジュールのご案内
SBI証券など、ほかの証券会社を使っている方へ
証券会社によって、期限は違います。
SBI証券をお使いの方は、公式ページの「2026年 NISA制度の取引とお手続き」で、最新の日程を確認してください。
④ 年間枠の「残り」の確認方法
「そもそも、今年あといくら使えるの?」
まずは、ここを確認するところからです。
楽天証券の公式ヘルプでは、「NISA投資額」の項目で、つみたて投資枠と成長投資枠の利用状況を確認できるとされています。
表示される内容は、次のとおりです。
- 利用済:すでに使った金額(注文中の金額も含まれます)
- 利用予定:これから買う予定の金額
- 残り:年間枠から「利用済+利用予定」を引いた金額
円グラフは、当年分が表示されます。1月1日0時に、翌年分に切り替わります。
取引履歴への反映は、株式は約定後すぐ、投資信託は約定日の翌朝とされています。
「買ったのに、まだ枠が減っていない」というときは、反映のタイミングの可能性があります。
⑤ 今からNISAを始めたい方へ



「来年まで待たずに、今年のうちに始めたい」という方も、いるかもしれません。
その場合は、次の点に注意してください(日本証券業協会)。
- NISA口座の開設は、証券会社に申し込んで、税務署で重複がないか確認される流れです
- 口座が開設されるまでの日数は、証券会社によって違います
- 税務署の確認が取れるまで、取引が制限される場合があります
具体的な日数は証券会社ごとに違うので、申込先の案内で確認する必要があります。



そのため、今年の枠を使いたいなら、早めに申し込むのが安心です(これは私の目安です。11月中の申し込みがおすすめです)。
すでに他社でNISA口座を持っていて、来年から証券会社を変えたい場合は、10月1日〜12月31日に手続きすると、翌年の口座を新しい証券会社で開設できます(楽天証券)。
変更前の金融機関での手続きは、概ね1週間程度とされています(日本証券業協会)。
アプリの使いやすさで迷っている方は、楽天iGrowとSBIの比較記事も参考にどうぞ。
⑥ 医療職ならではの進め方:「自動」と「見直し日」
夜勤や年末年始の勤務があると、12月に、ゆっくり注文する時間を取るのが、難しいことがあります。
そこで、おすすめしたい考え方があります。
積立は「設定したら、自動」
積立設定は、一度決めると、毎月、自動で買付されます。
夜勤明けで、頭が働かない日でも、買い逃しがありません。
ただし、設定期日には、締切があるので、先ほどの表で確認しておきましょう。
「見直し日」を2回つくる
- 11月上旬:枠の残りを確認して、積立の設定期日を確認する
- 12月上旬:スポットで買い足したいものの、受渡日を確認して、期限までに注文する
年末の手続き全体の流れは、年末のお金チェックリストにまとめています。
今月のうちに、できることから
ここまで読んで、「まだNISAを始めていないけど、気になる」という方へ。
まずは、公式ページで、口座開設の流れを確認するところから、始めてみませんか。
口座の開設には、日数がかかることがあります。年末ぎりぎりに慌てないように、余裕をもって進めるのがおすすめです。
どちらを選ぶか迷う方は、楽天iGrowとSBIの比較記事で、アプリの使いやすさを比べています。
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よくある質問
Q. 年間枠は、約定日と受渡日のどちらで判定されますか?
受渡日です。受渡日が12月31日以前である必要があります(日本証券業協会)。
Q. 使い切れなかった年間枠は、来年に使えますか?
使えません。翌年に繰り越せないルールです(楽天証券)。
Q. 年内に売却して、同じ年に買い直せますか?
売却した分の枠は、翌年以降に復活します。同じ年の中では、使い直せません(楽天証券)。
Q. 株式と投資信託の枠は、別々ですか?
株式(国内・米国)と投資信託の取引は、合算して管理されます(楽天証券)。
Q. 年内に使い切らないと損ですか?
使い切る必要はありません。無理のない範囲で、続けることが大切です。
まとめ
- 年間枠は、受渡日が12月31日以前であることが条件(約定日ではありません)
- 楽天証券の投資信託は、12月18日〜23日が注文の期限(受渡日までの営業日数で変わる)
- 積立の設定期日は、11月中にくるものがあるので、早めに確認
- 枠の残りは、**「NISA投資額」**で確認できる
- 夜勤や年末年始の勤務がある人は、積立は自動にして、見直し日を2回つくる
12月は、あっという間に過ぎていきます。
「いつまでに何をするか」だけ、先に決めておくと、気持ちが楽になります。
より詳しい家計やお金の話は、【現役CE監修】医療従事者のためのお金の教科書にまとめています。





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