積立の設定はした。でも最近、アプリを開くのが正直めんどうになってきた。

そう感じているなら、原因はあなたの継続力ではなく、アプリの相性かもしれません。
私は普段、臨床工学技士として夜勤や当直をこなしています。夜勤明けの頭が回らない状態でスマホを開いたとき、アプリの使いやすさで「見る気力」がまるで変わることを日々実感しています。これは投資アプリでも同じです。
この記事では、楽天証券の「iGrow」とSBI証券の「かんたん積立アプリ」を、機能の多さではなく「知りたい情報にたどり着くまで、何回タップが必要か」という、続けやすさに直結する視点で比較しました。
結論:3秒でわかる早見表
| 🔴 楽天証券「iGrow」 | 🔵 SBI証券「かんたん積立アプリ」 | |
|---|---|---|
| 向いている人 | 個別株・ETF・投信を組み合わせている人 | 投資信託の積立だけをやっている人 |
| 資産の見やすさ | ◎ 円グラフで一目瞭然 | ○ 投信特化でシンプル |
| 操作のシンプルさ | ○ | ◎ |
| SNS的な機能 | あり(フォロー・トロフィーなど) | なし |
| 向いている性格 | 資産全体を俯瞰して楽しみたい人 | 見る手間そのものを減らしたい人 |
結論から言うと、「見るのが好きな人」は楽天iGrow、「見る手間を減らしたい人」はSBIかんたん積立アプリが向いています。
なぜ「アプリの使いやすさ」が資産形成の結果を左右するのか



新NISAは非課税期間が無期限になった分、いかに長く続けるかが資産形成の成否を分けます。
一方で、金融庁の調査では、NISA口座は開設されていても実際には買付実績のない「未稼働口座」が一定数存在することが課題として指摘されています。



つまり、口座を作るところまでは多くの人ができていても、「使い続ける」段階でつまずく人が一定数いる、というのは想像ではなく公的データに裏付けられた事実です。
資産確認のたびに「あれ、この画面どこだっけ」とストレスを感じるアプリだと、次第に開かなくなり、やがて積立の存在自体を忘れてしまう。これが挫折の典型的なパターンです。だからこそ、証券会社選びの基準に「アプリの操作性」を加えることには、見た目以上の意味があります。
実際に操作して検証:情報にたどり着くまで何タップか



「今月の資産の増減を確認する」という同じゴールに対して、それぞれ何タップ必要かを検証しました。
楽天証券「iGrow」
- アプリを開く
- ホーム画面で資産推移グラフが即座に表示される
- 「資産推移」タップで月次・年次の詳細を確認
→ 合計4タップ。円グラフによる内訳表示が秀逸で、ひと目で資産構成が視覚的にわかります。
SBI証券「かんたん積立アプリ」
- アプリを開く
- トップ画面に投資信託全体の資産状況が表示される
- 保有銘柄タップで個別の評価損益を確認
→ 合計3タップ。投資信託特化ゆえに画面遷移が少なく、積立の状況だけを追いたい人には無駄がありません。
夜勤明けのように判断力が落ちている状態でも操作に迷わないのは、体感としてはSBIのかんたん積立アプリです。一方で、資産全体を眺めてモチベーションを維持したいタイプには、iGrowの視覚的な情報量が効いてきます。
タイプ別診断:あなたに合うのはどっち
🔴 楽天iGrowが向いている人
- 個別株やETFも含めて資産全体をグラフで俯瞰したい
- 見るたびにモチベーションが上がる、ビジュアル重視のアプリがいい
- すでに楽天経済圏を使っている
🔵 SBIかんたん積立アプリが向いている人
- 新NISAは投資信託の積立だけと決めている
- 忙しくて、開いてすぐ必要な情報だけ見たい
- シンプルな画面が好き
投資先そのものの比較で迷っている場合は、楽天SCHDに投資する前に知っておきたいことも参考にしてください。SBIで積立を始める場合の出口戦略は、https://www.money-literacy-roki.com/【じぶん年金】sbi・schdで老後資金の投資戦略/で詳しく解説しています。
結局、どちらを選ぶべきか



選ぶ基準は「機能の多さ」ではなく、「自分が挫折せずに続けられるかどうか」です。
- 資産全体を俯瞰して楽しみながら続けたいなら → 楽天証券「iGrow」
- 迷わずシンプルに継続したいなら → SBI証券「かんたん積立アプリ」
まだ口座を持っていない場合は、まずどちらか一方で新NISAを始めてみるのが一番の近道です。実際にアプリを開いてみないと、自分がどちらのタイプかは分かりません。
まとめ
新NISAで一番もったいないのは、損をすることより「続かずにやめてしまう」ことです。口座開設は無料で、今日申し込んでも来月にはやめられます。だからこそ、まずは自分の生活リズムに合うアプリの証券会社で、小さく始めてみることが、遠回りに見えて一番の近道です。
資産をグラフで見るのが好きな方
開いてすぐ確認したい方
よくある質問
Q. 楽天証券とSBI証券、両方の口座を持つのはアリ?



A.アリです。それぞれの強みを使い分けている人も多く、口座開設自体は無料なので、両方持って試してから片方に絞る人もいます。
Q. アプリが使いにくいという理由だけで証券会社を乗り換えてもいい?



A.積立設定の移管には手間がかかるため慎重な検討が必要ですが、続けられるかどうかは資産形成において非常に重要な要素です。無理に我慢して続かなくなるくらいなら、検討する価値は十分にあります。
Q. どちらのアプリもクレカ積立に対応している?



A.両社ともクレカ積立に対応しています。還元率やカードの種類については、別記事の証券口座比較で詳しく解説しています。





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