「診療報酬改定でベースアップされるらしいけど、結局いくら上がるの?」
——2026年6月の改定以降、そんな会話を耳にする機会が増えました。

自分自身、給与明細を見ても「これは今回の改定によるものなのか、いつもの定期昇給なのか」がすぐには判断できず、正直モヤモヤした経験があります。同じように感じている方も多いのではないでしょうか。
調べてみると、今回の改定は「賃上げを後押しする制度」ではあるものの、全員が同じ額だけ一律に上がる仕組みではないことが分かりました。実際にどれだけ反映されるかは、勤務先の届出状況や配分方針によって、病院ごとにかなり差が出るようです。
この記事では、今回の改定の要点と、自分の給与明細のどこを見れば「ちゃんと反映されているか」が分かるかを、厚生労働省の資料をもとに整理します。看護師のデータが中心になりますが、医療現場で働く一人として、CEなど他の医療職にも通じる視点でまとめます。
今回の改定、要点は3つだけ


①診療報酬全体が引き上げられた(プラス3.09%)
これは病院の収入が増えるという話であり、皆さんの給料が自動的に3.09%上がるという意味ではありません。
②そのうち「賃上げに使ってください」という枠がある(プラス1.70%)
このお金を実際に基本給や手当に反映するかどうか、どう配分するかは、病院ごとの判断に委ねられています。
③夜勤手当の増額にも使えるようになった
今回から、このお金を夜勤手当の増額に充てることも認められました。基本給が変わらなくても、夜勤手当だけ増えているケースもあり得ます。
つまり一番大事なのは、「改定率」ではなく「自分の病院が、実際にどう配分したか」を確認することです。
給与明細でここだけ見ればいい



難しく考えず、この3点だけ確認してください。
- 基本給が、前月・前年と比べて増えているか
- 夜勤手当の単価が、回数はそのままで増えているか
- 「定期昇給」ではなく「改定による分」だと、会社から説明があったか



もし基本給も夜勤手当も変わっておらず、説明もない場合は、まだ配分が反映されていないか、その病院の配分方針では手厚くない可能性があります。


結論
2026年の診療報酬改定は、医療職にとって追い風となる制度です。ただし、「改定率3.09%」という数字がそのまま自分の給料に反映されるわけではなく、病院ごとの届出状況・配分方針によって、実感できる金額はかなり変わってくるというのが実態でした。
まずは基本給と夜勤手当、この2点を給与明細で確認してみてください。それだけで、自分の病院がどう対応しているかが、ある程度見えてきます。
今日からできる一歩



確認してみて、「うちは全然反映されていない」「説明もない」と感じた場合、それは今の職場の姿勢を知る一つのサインかもしれません。
同じ改定を受けても、積極的に賃上げへ回している病院と、そうでない病院の差は今後さらに広がる可能性があります。今の職場の対応に疑問を感じたら、一度、他の病院がどう対応しているか、転職エージェントに聞いてみるのも一つの手です。今すぐ転職するかどうかに関わらず、情報収集だけでも今の職場を客観的に見直すきっかけになります。
※対応職種・エリアはサービスによって異なるため、登録前に対象条件を確認してみてください。





コメント