夜勤が多い月と少ない月とで、手取りが2〜3万円変わる。

医療職なら、これは珍しい話ではないはずです。自分自身、毎月の収入が一定ではない働き方をしているので、「NISAって毎月いくら積み立てればいいんだろう」と、実は何年も迷っていました。
世の中の投資本や解説記事の多くは、「毎月○万円を淡々と積み立てましょう」という前提で書かれています。もっともな話ですが、収入が月によって変わる働き方をしていると、この「淡々と」がなかなか難しいというのが正直なところです。
この記事は、専門家としての解説ではなく、同じように収入が変動する働き方をしている一人として、自分なりに調べて考えを整理した内容です。「固定額で積み立てる方法」と「収入に応じて変動させる方法」、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、無理なく続けられる決め方を一緒に考えていきます。


固定額積立と変動額積立、それぞれの仕組み



NISAで積み立てる方法は、大きく分けると2つの考え方があります。
① 固定額積立(毎月同じ金額を積み立てる)
毎月の積立額をあらかじめ一定に設定し、収入が多い月も少ない月も同じ金額を淡々と積み立てる方法です。証券会社の自動積立設定をしておけば、毎月何も考えずに続けられるのが最大のメリットです。
② 変動額積立(収入に応じて積立額を変える)
夜勤が多くて収入が多い月は積立額を増やし、少ない月は減らす(あるいは休む)方法です。手取りに応じて無理のない範囲で調整できる一方、毎月「今月はいくら積み立てるか」を自分で判断する手間が発生します。



自分の場合、最初は変動額積立を試してみたのですが、正直なところ「今月は少なめでいいか」という判断が、気づけば「今月は忙しかったから休もう」という先延ばしにつながりやすいと感じました。
これは調べてみると、行動経済学でいう「意思決定の回数が増えるほど、継続率が下がりやすい」という傾向とも重なる部分がありそうです。


夜勤手当込みで積立額を決めるときの考え方



「じゃあ結局、いくら積み立てればいいのか」という話ですが、自分なりに調べて整理した結果、たどり着いたのは**「変動する夜勤手当は積立の土台に含めない」**という考え方でした。
具体的には、次のようなステップで考えます。
① まず「夜勤手当を除いた基本給ベース」の手取りを把握する
夜勤が0回だった月でも生活が回る金額を基準にします。これが最も収入が少ない月でも無理なく続けられるラインです。
② そのラインの中から、固定で積み立てる金額を決める
基本給ベースの手取りから、生活費・貯蓄分を差し引いた余剰の中で、無理のない金額を「固定額」として設定します。これは夜勤の有無に関わらず毎月継続する金額です。
③ 夜勤手当が多く入った月は、ボーナス的に別枠で追加投資を検討する
NISAの成長投資枠やつみたて投資枠には、スポットで買い増しできる仕組みもあります。夜勤手当が多かった月だけ、余裕がある範囲で追加する形にすれば、「毎月の判断」ではなく「余裕があるときだけの判断」に減らせます。





この考え方のポイントは、「基本の継続」と「余剰の上乗せ」を分けて考えることです。
毎月ゼロから積立額を決め直すのではなく、土台部分は自動化し、変動部分だけ都度判断する形にすることで、判断の回数そのものを減らせます。
もちろん、これは自分なりに調べて行き着いた一つの考え方であり、正解は人によって違います。家計の状況や貯蓄の余裕度に応じて、基本額そのものを見直すことも必要です。
NISAを始める・見直すなら
ここまで、収入が変動する働き方に合わせたNISA積立額の考え方を整理してきました。最後に、実際に始める・見直すときのポイントをまとめます。



すでにNISA口座を持っている方は、まず現在の積立額が「夜勤0回の月でも無理なく続けられる金額」になっているかを見直すところから始めてみてください。
もし基本給だけでは少しきつい設定になっているなら、固定額を下げて、余裕がある月にスポットで追加する形に切り替えるだけでも、続けやすさは大きく変わります。
これからNISA口座を開設する方は、証券会社によって積立設定の柔軟さ(金額変更のしやすさ、スポット購入の操作性など)に差があるので、口座選びの段階で「自分の働き方に合った操作性か」を確認しておくと、後々の変更もスムーズです。
収入が変動する働き方だからこそ、「継続できる仕組み」を最初に作っておくことが、遠回りに見えて一番の近道です。
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Next Step
- 夜勤0回の月でも回る「基本給ベースの手取り」を把握する
- その範囲内で無理のない固定額を設定し、自動積立にする
- 夜勤手当が多かった月は、スポットで追加投資を検討する
- 既にNISAをやっている人も、現在の設定が「基本給ベース」になっているか見直す





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